歯の豆知識

ブラッシング上級テクニック

どうして歯を磨かなくてはならないのですか?

ブラッシングは歯垢の除去と同時にマッサージ効果もあり、歯肉の血行をよくし抵抗力を強めます。正しいブラッシングを覚えて、歯を守りましょう。

 毛先をきちんとあてて磨く。

歯ブラシの角度を色々と変えて、毛先で歯垢をかきだすことを意識して磨きましょう。

 軽い力でやさしく磨く。

強い力で磨いても毛先が倒れてしまって、上手に歯垢はかきだせません。更に歯ぐきを傷つければ歯周病の原因にもつながります。軽くあてる程度の力で十分です。

 小きざみに磨く。

ブラシを大きく動かして磨くよりも、小きざみな往復運動で磨く方が歯垢はよくとれます。歯1本につき10回を目安に、鏡で歯の状態を見ながら丁寧に磨くとより効果的です。

歯間ブラシの使い方

歯ブラシと「歯間ブラシ」の併用で隠れたプラークまで取りきる!

「歯と歯の間」「歯と歯肉(歯ぐき)の境目」に潜むプラークに注意

「歯と歯の間」「歯と歯肉(歯ぐき)の境目にひそむプラークは、お口の中の二大疾患「う蝕(ムシ歯)」と「歯周病(歯肉炎・歯周炎)」の大きな原因です。

歯ブラシだけでは、隠れたプラークを取り残すことがあります

歯ブラシの毛先が届きにくい部位のプラークを効果的に除去するために、「歯間ブラシ」をはじめとする歯間清掃具を併用することをおすすめします。
歯間ブラシの使用法は、いたって簡単。「歯ブラシで磨いた後は、歯間ブラシ」を、毎日の習慣にしましょう。(歯間ブラシの交換の目安は、約一週間です。)(※使用法によって個人差があります。)

「歯間ブラシ」の基本的な使い方

【1】部位に応じて、ネック部分を磨きやすい角度に曲げて使用します。
【2】歯肉(歯ぐき)を傷つけないように注意してゆっくりと歯と歯の間に挿入します。
【3】数回往復運動をして、プラークを除去します。
【4】使い終わったら水洗いして乾燥させておきます。


部位にあわせて上手に使いましょう

■前 歯 部 :ネックを曲げずに使用します。
■臼 歯 部 :ネックを90度曲げて使用。
■ブリッジ部 :ブリッジの下部も忘れずに清掃。

プラウトの紹介

歯磨き粉のつけすぎに注意!

歯磨き粉をつけすぎると、口の中が爽快になってきれいになった気はしますが、実際にはきちんと磨けていない事が多いのです。
1cm程度の使用で歯磨き粉の中に含まれる研磨剤や、フッ素などの薬効成分の力は十分に発揮されます。
「磨いている」と「磨けている」は違うと言うことを頭に、お口の中の環境整備を心がけましょう。また、歯ブラシの毛先が開くと歯垢の除去率が低下し、歯茎を傷める危険性があります。
毛先の広がり具合や磨耗・弾力・汚れに注意しながら、1ヶ月に1回は歯ブラシを交換してください。

ホームジェルのご紹介

ホームジェルの効果的な使い方

【1】ホームジェルを使う前にいつものように磨く。
【2】歯ブラシにホームジェルをのせ、すべての歯にいきわたるようにかるく磨く。(大人の場合は1g、6歳以上のお子様は0.5g、3歳から6歳未満のお子様は0.2gが目安です。)
【3】使用後はうがいをせずに軽くだ液を吐き出す程度にして、30分間はうがいや飲食を控えて下さい。
※歯科医師・歯科衛生士の指導のもとお使い下さい。

マウスガードとは

スポーツを安全に。マウスガードをお勧めします!

マウスガードとは、安全にスポーツをするためにお口を守る道具です。
コンタクトの多いスポーツはもちろん、他のスポーツでも口の中やその周辺にケガをすることがよくあります。

 外傷の予防

マウスガードを装着することで、歯・口・頭を守り、運動パフォーマンスの向上に役立ちます。
●歯の破折 ●歯の脱臼(歯が抜ける) ●顎骨骨折 ●口の中や口唇周囲の破傷 ●動きの早いスポーツ、コンタクト(接触)の多いスポーツでは、顎や顔面領域のケガの発生率が高くなっています。

 脳しんとうの軽減

頭を安定させ、脳や脊髄への衝撃をやわらげ、脳しんとうを起こしにくくします。

 運動能力の向上

筋力や瞬発力が良くなることがあり、実力が発揮しやすくなります。

 
 

マウスガードの作り方

【1回目】むし歯やかみ合わせを調べた後、歯型と咬み合わせを取ります。
【2回目】ひとり一人に合わせて調整後、装着します。歯形はひとり一人違うものです、自分の口に合ったカスタムメイドマウスガードを装着することで集中力もアップします

キシリトールって何だろう?

白樺や樫などの樹木からとれる天然の糖アルコールで、砂糖とは違ってむし歯の原因にならないのが特徴です。
むし歯や歯周病のもとといわれる歯垢を減少させる働きがあり、それによってむし歯菌が歯を溶かす酸を作ろうとするのを阻止します。
むし歯の進行を止めるだけでなくカルシウムを取り入れて、歯の修復(再石灰化)を促進させる働きもあります。しかし、キシリトールを口にさえしていればむし歯にも歯周病にもならないわけではありません。あくまでも歯みがきのサポートとして上手に利用しましょう。